ファズ沼 ~入口~
ということでファズ沼に足を踏み入れようとしているあなたの目の前にはこの顔の案内人が現れます。
以下はすべてファズフェイス君の供述です。
ファズ沼
それは観測水深10,920m(約1マリアナ海溝)の底なし沼。
この沼に足を踏み入れたものは、あの独特なファズサウンドに魅了され、我を忘れてギターを弾き倒す。
ファズの一番の恐ろしさは、まず第一に構成がいたってシンプル(※比較的)なこと。
少し物作りをかじった者なら簡単に自作できてしまう単純さ(※当社比)
は? シンプル? だからどうした?
という諸君は少し待ってみてほしい。
その本質は音作りの幅にある。それは単純構造故の果てない可能性。
つまみの数、使用機材、電源の圧力からでも七変化するサウンドメイクはまさに無限大。
つまみをたった一ミリでも動かしただけで、まるで違うサウンドになるものもあるということだ。
~ちょっと何言ってるかわかんない方へ~
筆者もよくわかってませんがとにかくすごくすごいということです。
ファズは音作りが繊細でとてもシビア。(※ものによる)
歪みは潰れたようでいてギターによって変わる、音の癖や特性を殺さないサウンドになります。
また電源、電圧によっても音のキャラクターが変わるので奥が深いということをたぶん言いたいんだとおもいます。(しらんけど。)
↑電圧コントロール装備のファズ。
原理?知りません。
↑筆者が気になっているファズ。
細かいパラメターで微調整が可能。(もはやむずかしい?)
あ、はい。
第二に……
一度聞いただけで耳に残る。むしろ畏怖さえ覚える個性的な音色である。
種類は色々だが、
・トーンベンダー
↑もはや入手困難な伝説のトーンベンダーmk1先輩。
あまたのギターリスト、ベーシスト達を底なしのファズ沼に叩き落した猛者。
hb.afl.rakuten.co.jp
↑今、手にできるファズ沼代表mk2。
・Big Muff
↑定番中の定番。エレハモのビックマフ先輩。
この二つはおさえておきたいところ。
そしてもうひとつ……
・ファズフェイス
↑かっこよく言ってますがこの人miniのほうなんで
↓こちらの方がオリジナルです。
性能は大きさ以外そんなに変わりません。
色違いはコンセプトから全然違うのでお好きなのをどうぞ。
代表的な三つを挙げてみたがこのほかにも魅力的なファズはたくさんある。
上の方で筆者が紹介しているOld Blood Noise Endeavorsとかはファズに限らず、他にも尖ったエフェクターを出している。
↑音の厚みが増す空間系エフェクターのトレモロ/リバーブ/ディレイをまとめたものだ。
最後にもう一つ尖ったビートロニクスという尖ったメーカーから出たファズを紹介する。
↑以外にも正統派の音。だがしっかりファズサウンドにもなる。